サイナスリフト
(上顎洞で骨を増やす処置:大規模)

  “骨がなければインプラントはできない”確かにその通りです。 今までは、インプラント治療ができる方とできない方にはっきりと分かれました。インプラント体は骨が充分になければ、埋入することはできません。 現代の医療でも、直径約3.5mm以上で長さ8~10mm以上のインプラント体を埋入することが長期安定のひとつの目安と言われています。

   ただ、インプラント治療を希望される方の多くは、何かしらの理由でその場所の歯を失っています。 歯を失っているということは周りの顎の骨も吸収し(そうなんです、歯がなくなると顎の骨は吸収してしまうのです!)、 上記したサイズのインプラント体が埋入できないことも多々あります。 特に上顎の骨は下顎の骨と違い非常に柔らかく、歯を失った後の骨の吸収が顕著です。 臼歯部(奥歯)においては骨がなくなった後、上顎洞(蓄膿症で膿がたまる空洞)までの距離が著しく減少し、インプラント体を埋入する深さが限られてしまいます。 そのような場合、上顎の骨を増やす処置として行われるのがサイナスリフトという方法です。

  高度なテクニックを術者に要求します。通常は大学病院の口腔外科で行われる方法ですが、高度なインプラント治療を行う一般の歯科医院でも行われることがあります。 もともと大学病院の口腔外科に在籍しており、そういった高度な治療を専門的に行ってきた歯科医師が開業している場合、 あるいはそういった特殊な治療を行う時だけ大学病院から歯科医師を派遣してもらう場合が多いようです。

  今までは“骨のないところにインプラントはできなかった”ので画期的な方法ですが、もちろん外科処置ですのでリスクはあります。 術中または術後にばい菌に感染すると蓄膿症(上顎洞炎)になってしまうということ、それから埋入したインプラント体が上顎洞に落ちてしまうことが主なリスクです。

サイナスリフト
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